昔、撮った写真を大切にアルバムに貼り付けていたり、
旅に出掛けたら、二度と出会う事のないであろうその地の石を想い出に持ち帰ったり、
バンドのライブ音源を永遠に残そうと思い、金属製の最高級のカセットテープに録音したり、
私の人生史上、最高傑作であるTVドラマ「関ケ原」を大切に高級VTRの標準モードで録画保存したり、
1987年以降の毎日の行動をシステム手帳に記載していたり、
自分の載っている雑誌だったり企業紹介だったりを大切にファイリングしていたり、
結婚式の模様を何十万円もかけてプロに撮影してもらいVTRにしたり、
基本的には、そういう人間なんです、あたし。
器が小さいとか、女々しいとか(差別用語?大丈夫?あ、大丈夫ね!)、未練がましいとか、
そんなご指摘、甘んじて受けます。
だって、そういう人間なんですもの、あたし。笑
リタイヤ後のMENUの中にだって、
アルバムに張った写真のjpeg化(電子媒体化)とか、
ライブ音源、映像のデジタル化とかって一応入っています。
でも、人生後半戦の54歳。
このまま見なかったり、使用しなかったりしているうちに
人生が終わってしまうような物もたくさんあるような気がしてきました。
それと同時に、今さら見たり使ったりして、どうするの?
っていうような気もしてきました。
それよりも、リタイヤ後はガツンと断捨離して、
大切な物はボクの記憶の中で、少しづつ変化をしながらでも残っていけば、
いいような気になってきています。
少しづつ、周囲の物は捨て始めてはいます。
プチ断捨離とでも言いましょうか。
すると、これがなんとも気持ちがいいんですよね、本当に・・・。
単に周りに存在していた物が物理的に存在しなくなるというだけではなく、
心がすっと軽くなって、凄く明るくなるといいますか?
二度と出会えない状況を強制的に作ることによって、
ようやく「諦め」がつくというか・・・。
その「諦め」という行為が、精神的にとてもいい作用をするのだなと・・・。
SNSやインターネットのおかげで、
再会するはずのなかった友と再会が出来る世の中に感謝しつつ、
やはり、想い出は時の流れに流してしまい、心の中で保管し続けましょう。
Takuma@一般道各駅停車の旅
期