昨晩の越後国よしかわの湯は素晴らしかったです。
ヒノキの香りにもどこか似た油臭がプンプンと立ち込め、舐めれば強烈な塩味を感じるという湯は
日本三大薬湯の松之山温泉に似た効きそうな湯でした。
さて、明けて4日目の旅路は信濃国へ向かいます。
越後信濃の国境では妙高を始めとした雪山の景色が素晴らしかったです。
いつ馬を走らせても北国街道の景色は素晴らしいモノです。
ほどなくして松代城に到着しました。
おっ!いらしたいらした、出世して立派になられた信之殿が・・・。
なんと言ったって松代藩主ですものね。
それと、もう「幸」ではなく、「之」なのですね。
なんだか西軍派の私としては少々複雑な気分・・・。
でも、真田の名が平成の世まで残ったのですから、ご先祖様も喜んでらっしゃいますでしょう。
さて、殿には城だけでなく真田邸にまで案内して頂きました。
それにしても真田邸の庭園は日の本の趣満点ですな。
次に向かうは真田と上田の間に位置する要害、砥石城。
ここは、あの戦上手な武田信玄公も大敗北したという「砥石崩れ」で有名な難攻不落の山城。
心して挑みましょう。
陽泰寺大手口から登山道は始まりました。
標識には20~30分と書いてありましたが、我々は20分で本丸に到着。
本丸では幸隆殿が砥石城を調略で落とした時の事を自慢気に語ってくれました。
噂ほどは大変な道のりではなかったなんて口が裂けても言えなくなってしまいました。笑
さて、今宵は真田家のルーツである真田の郷で湯を頂き、旅の疲れを癒やすと致しますか。
何やら上野国からの客人もありそうですし・・・。
Takuma@一般道各駅停車の旅