ブログ「一般道各駅停車の旅」

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2010年 11月 30日

正しい利用法

f0040493_23324263.jpg先日のすみたは旨かった。
もう何百回も言っているが旨い。
そして、何百回と食べていると
極まれにその日の味の良し悪しが微妙に感じとれる事がある。
それが先日は最高ランクに良かった。
また、何百回と食べていると、食べ方もかなり画一的になる。
本日は、私に断りもなく(爆)
コッソリ初「すみた」なんぞを狙っている皆さんに
正しい利用方法をお伝えいたそう。

◆ケース1 休日すみた冷麺編◆

本日もすみたの歴史が一日始まった。
ここは迷わず一番麺を狙いに行こう。
メリットはズバリ「自己満足」!爆
本日のありがたい美味を誰よりも先に味わえるのだ。
店には10時15分には到着していたい。
保険の為に9時台という暴挙に出ても構わない。
むろん1時間以上待つ事になるが、
先着6~8名にはベンチ椅子が用意されている。
ここはひとつ携帯でも眺めながら「その時」を待とう。
また、あまりに早いと大将が出てきてお話をしてくれる特典が付く。
おっと、これはファンクラブ会員(?)のみの特典だった。
複数で訪れた時は
缶ビールを飲んで、オフ会状態となることも付け加えておこう。

さて、11時の開店を待ちながら本日のメニューを決定しよう。
冷麺コースでいくか、それとも温麺コースでいくか?
本編は冷麺コースのサンプルなので、この心の葛藤は割愛させて頂く。
また、おでんのチョイスとご飯物の有無もここで決断しておこう。

ついに11時を迎えた。
暖簾をくぐる際には気持ち良く「こんにちは」だ!
ここからドラマは始まる。
一番乗りの特権のカウンター席に座り、
ママさんから注文を聞かれる前に、
可及的速やかに自分の意志表現をしよう。
「おでん、大根、平天。イカ天ぶっかけの冷たいの。それと、じゃこ飯の小。」
この時は、初心者のようにおどけたそぶりも、
常連だという横柄な態度もご法度だ。
神聖な戦いを挑む挑戦者の気持ちをもって申告しよう。

オードブルのおでんが運ばれてくるのはその直後。
まずは円柱形の大根を箸で45°分(つまり8分の1)切り取って
唾液にまみれ、待ちきれない口に運ぼう。
そして、上あごと下あごで柔らかいそれを潰して欲しい。
そう、歯なんか無くてもここの大根は食べられる。
讃岐のダシが沁み込んだ大根が
口の中で溶けてゆくのが確認できるであろう。
この動作を4回繰り返すと、愛しの大根も早、
残すところあと半分である。
ここは気分を変えて平天を食べるとしよう。
平天とは讃岐地方独特の食べ物でさつま揚げのような物である。
ご飯を食べない時はここでオプションののチョイスも「有り」だ!
からしが良く合う平天をありがたく平らげたら、
最後の半分の大根も続けざまに享受してしまおう。

オードブルのおでんを平らげると
次はじゃこ飯が視界に入るであろう。
ふっくら炊きあがったアツアツの白米の上にシソの葉にじゃこ。
このまま頂いても良いが、ここはひとつ醤油を「の」の字に垂らしてみよう。
日本人だもの、箸の国の人だもの、醤油の味も楽しもうじゃないか。
さて、じゃこ飯を食べる際にはひとつ注意点がある。
じゃこに比べて白米の量が多いので、
じゃこの計画的消費を心がけよう。
醤油をかけなかった際は、よりシビアな計画性が要求されるので要注意だ。

じゃこ飯を食べていると、ついにメインディッシュが運ばれてくる。
ここで、じゃこ飯に夢中になっている場合ではない。
すぐにしなければならない事がある。
それはイカ天の救出である。
今にも汁に浸かりそうになっているアツアツサクサクのイカ天
じゃこ飯の器に救出しなければならないのだ。
これを怠るとサクサクの天ぷらは、
ビチョビチョの変わり果てた姿の天ぷらと化す。
これはこれで旨いのであるが、
サクサク3切れ、ビチョビチョ2切れ位の割合で食べたいものである。
また、標準装備されたかしわ天(鶏肉の天ぷら)を
サクサクさせるか、ビチョビチョさせるかは、貴方の気持ちひとつだ。

サクサクの天ぷらの救出劇は成功したであろうか。
無事救出できたのであれば、速やかに口に運びたい。
何より貴方の笑顔が100%のものになるように「速やかに」だ。
じゃこ飯とサクサクイカ天のおかげで、
このあたりから、軽く気分がハイテンションになるのが確認されよう。
しかし、しかしだ。
「すみた」はうどん屋だ、まだうどんを食べていないではないか。
メインの芸術品のうどんを食すとしよう。
まずは、標準で付属する生姜を入れずに頂こう。
その秀逸な弾力性と厳選された小麦の風味はいかがであろう。
おっと、言葉を失っているのであれば、
無理に「旨い」に代わる言葉を探さずとも良い。
ただただ、目を閉じて含み笑いをしていればいい。
次に生姜をお好みの量だけ汁に含ませてみよう。
味のバラエティが広がったであろう。
おっと、無理に話さなくても良い。
ただただ、笑っていよう。
生まれてきた幸せを享受していればよい。

形あるものは、いつか無くなる。
そうだ、うどんも食べれば無くなる。
その無念さは次回にとっておこう。
今はただただ、最後の仕上げのを飲み干す作業に集中されたい。
そうだ、言葉を失った程旨いと思ったのであれば、
脇役のにも敬意を払って一滴残らずに飲み干すのだ。

さて、ドラマはクライマックスだ。
人に夢のあるドラマを提供してくれた大将にお礼をいって
代金1,150円は小銭で支払をしたい。
開店一番、万札でお釣りを要求しないのが
さりげない江戸っ子の粋ってもんだ。
暖簾をくぐる時は、軽く会釈して粋に言おう、
「美味しかったです、また来ます。」

次回、◆ケース2 平日夜すみた温麺編◆をご期待下さい。

Takuma@一般道各駅停車の旅

by ichikakutabi | 2010-11-30 21:43 | グルメ | Comments(6)
Commented by koji-airstream at 2010-11-30 22:19
なんのための30分?
トイレか? 長すぎる。
風呂か? 短すぎる。
夕食は? 済んでいる時間。
なあ~んだ ただの文章思考中か?(笑)
Commented by ichikakutabi at 2010-11-30 22:52
koji兄い

その通り!
今回は長文になりそうな予感がしたので、
先に更新の予告をしたのでした。笑
Commented by HARU at 2010-12-01 07:33 x
まいど

大作ですね!
すみたに対する、愛さえ感じますね・・・・・・
最後には、万札でお釣りは要らねえよですか
さすが江戸っ子!
Commented by Hide at 2010-12-01 07:52 x
群馬で讃岐の隠れた名店、見~っけ!
自分も、毎週、自転車で通っちゃおうかな!?
Commented by ichikakutabi at 2010-12-01 20:21
HARUさん

>最後には、万札でお釣りは要らねえよですか
うむむ・・・。
これはまいりましたね・・・。
江戸っ子やめます。
私の両親は岐阜っこなので、
私も岐阜っ子ってことで・・・。汗
Commented by ichikakutabi at 2010-12-01 20:22
Hideさん

今度教えて下さいね。
と、いいつつ、群馬に行った際は
食べたい店がたくさんあるから、
多分行く事はないんだろうな・・・。笑


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