いよいよ桜の季節が到来する。
日本の春の一大イベントだ。
桜が満開の様を見ると、
嗚呼、日本人で良かったなあと思ふ。
しかし、こんな気持ちになったのは何時からだろう。
お恥ずかしながら、学生の頃は、
正直言うと、この趣が分からなかった。
花が咲いただけで、どうして大騒ぎしているのだろう?
なんで寒い夜に屋外で酒を飲まなければならないのだろう?
酒なんかより、カルピスが好きな私は、
屋内にあっても、別に酒など飲みたくもない。
今となっては、信じがたい思いだが、
本当にそう思っていた。
変われば、変わるモノだ。
酒と桜の味が分かった今、
少しだけ、人生が華やかになった気がする。
Takuma@一般道各駅停車の旅